山形県の自然は四季がはっきりしており、「夏暑く・冬寒く」 また「昼夜の寒暖の差が大きく」、その風土の中で丹精込め長期にわたり肥育された黒毛和種は、食味が美味しい牛肉といわれ、その美味しさの秘密は脂質にあるといわれております。山形牛の条件は、山形県内において、最も長く育成・肥育された黒毛和種で、社団法人日本食肉格付協会が定める肉質特級「4」以上のものである必要があります。
その厳しい基準をを乗り越えた、肉のきめが細かく、舌にのせたときのやわらかく、まろやかで芳醇な味わいを是非ご賞味ください。
山形県は四季の変化が鮮やかで、山間部の冬の豪雪はそのまま山に貯えられ、やがて豊かな湧き水となって水田を潤す。肥沃な土壌に加え、年間・昼夜の温度差が大きく、米づくりに最適な条件を備えた産地として広く知られています。
現在県内では、山形県のオリジナル水稲奨励品種「はえぬき」を主体に、新種のつや姫や、ひとめぼれ、コシヒカリ、あきたこまちなどを生産しています。中でも、「はえぬき」は15年連続で最高の特A級の評価を得ている品質に定評のあるお米です。また、つや姫は山形県が10年を掛けて開発した新品種。艶がよく、粒がそろっているため口当たりが良く、濃厚な旨みと柔らかい甘みが特徴で、近年市場の人気が高まってきています。
さくらんぼが山形県で栽培され始めたのは明治9年。当時は全国で試作がされましたが、山形県以外ではほとんどが失敗し、霜害・台風被害の比較的少ない山形だけが実績として残りました。その後さくらんぼ栽培は山形県内で普及し、官民一体となっての努力も実り、全国生産量の約7割を占めるまでの「さくらんぼ王国」となりました。その中で味も人気もナンバーワンの品種が「佐藤錦」。県内で生産されるさくらんぼの7割はこの品種で、海外でも知られるブランドになっています。 甘味と酸味のバランスがよく、果肉は緻密で果汁が多く軟らかいのが特徴です。
明治時代の初めフランスから日本にパートレット種の西洋なしが渡って来ました。元々は、その実を結ぶための受粉樹として植樹され、ラ・フランスが山形に入ってきたのは大正初期。その実の見た目の悪さと栽培に手間がかかることから、しばらくは受粉樹として栽培されていたものの、昭和40年代頃から芳醇な香りと美味しさが認められ、本格的な栽培がはじまりました。ラ・フランスを美味しくいただくコツは、常温で追熟すること。一定期間常温においておくと、ラ・フランス特有の香りがたち、果汁がしたたるほどに果肉もやわらかくなります。 (もぎたては甘みが少ないため、果物狩りでラ・フランスが無いのはこのためです。)
山形県はすいか生産量日本3位の産地でもあります。みずみずしい実、甘さ、シャリシャリした食感が夏の暑さを吹き飛ばしてくれるスイカ。特に山形県北部の尾花沢市で栽培されているスイカは「尾花沢スイカ」と呼ばれ、厳しい審査基準で糖度が11位上で無いと審査が通りません(一般のすいかは糖度10程度)。高い物では糖度13にも及び、メロンの糖度が14に匹敵するほどの芳醇な甘みを持ちつつも、すいか本来の旨みも残している事から、全国のスイカファンの間で高い評価を得ています。
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